放課後等デイサービス、児童発達支援等の福祉サービスを利用する為に、必ず必要な受給者証。
今日は京都市が、受給者証の発行手続きに時間が掛かる理由についてお話をしていきます。
受給者証の発行には様々なプロセスが
そもそも福祉サービスは、税金の中から予算を組み、自己負担金以外の負担額を税金で賄うというシステムになります。
その福祉サービスを利用出来るかどうかの基準となるのが、受給者証になるので時間が掛かるのは止むを得ない部分もあります。
ですが、福祉サービスが必要な子供たちに、必要な時に利用出来ていない事もまた現実です。
2020年6月現在では、平均して受給者証が必要だと行動してから発効までおよそ8か月から10か月掛かると言われています。
発効までの流れは
例えば、自分の子供に放課後等デイサービスを利用させ、療育を受けたいとします。
その場合まず利用したい放課後等デイサービスを探し、契約するところから受給者証発行までの道のりは始まります。
前回の記事にも詳しく書きましたが、京都市内で数ある事業所から、自分の子供に合う事業所を探し、空き状況によっては複数の事業所にアポイントメントを取り、見学、体験、契約を行います。
契約後は、児童福祉センターに足を運び、放課後等デイサービスと契約を行った旨をお伝えし、本当にその子供に福祉サービスが必要かどうかの診断、検査を行います。
それが「発達検査」と言われるものになります。
児童福祉センターで発達検査を行う場合は、児童福祉センター内の児童医療機関で行いますので予約を行い、予約日まで待ちます。
ただ、発達検査も受給者証発行の為だけで無く、他にも様々な理由で発達検査を行われる方もおられるので、直近の発達検査でも8か月ほどの待ちはよくあるお話。
長い予約日を経て、発達検査当日に検査を行い、検査結果を後日報告してもらいます。
そして検査結果と、受給者証の申請書類を揃えてようやく受給者証の申請になります。
そこで福祉サービスが必要だと判断されれば、後日受給者証を発行という流れになります。
なので総合的に見ると、前述よりも時間が掛かる事が分かります。
発行までの時間を短くする方法は無いの?
あります。
それは関係機関との密接な連携を行う事。
児童福祉センターや、放課後等デイサービスの担当者に自分が今どれだけ困っているかを伝えれば、もしかしたら早まる事もあるかもしれません。
ですが、もっと確実な方法は相談支援を利用するが答えになります。
相談支援を利用する事で、様々なプロセスを自分で行動する必要が無くなります。
自分で放課後等デイサービスを探す必要もなければ、発達検査をそんなに待つ必要もなくなり、書類の提出の為に何度も児童福祉センターに行く必要もありません。
実際、現時点で担当させて頂いたお子さんは2か月程で申請まで行う事が出来ました。
勿論ケースバイケースですし、すべてのお子さんに受給者証を発行出来るとは限りません。
福祉サービスを利用する必要が無いお子さんを、福祉サービスを利用出来る状態にする事は不可能ですし、こちらでお断りさせて頂く事もあります。
ただ、必要な方には迅速に福祉サービスの手を届けたい、その為にご協力させて頂く事は出来ます。
もし、今受給者証の発行の事でお悩みの方は、是非一度ご相談下さい。
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