子供が何歳になっても泣やますのって一苦労ですよね?
ましてそこに障害があればより、泣き止ます事は困難に感じます。
癇癪を起こす理由が分かる時、そうじゃない時。
泣いているとこっちも辛くなったり、イライラしたり。
冷静ではいられないですよね。
そんな時はどうすればいいのでしょうか?
原因を探す
障害特性を持った子供が泣く理由は様々です。
自分の中の予定が崩れた時、拘りを抱く物が無くなったり壊れた時、自分の要望が達成出来なかった時、不快な音が聞こえた時、駐車場にお気に入りの車が無かった時。
一般的な考え方に囚われない彼ら、彼女らの思考を出来るだけ擦り寄って、原因を考えてみて下さい。
その原因は1番短かにいる人間が、ヒントを抱くと思います!
もしその原因が分からない、見当たらないのであればその子に1番近い第三者に意見を仰ぐと、自分では気付かない部分が見えてくると思います。
原因が分かった後は行動
原因が分かれば次は行動です。
まず落ち着ける空間に移動してあげて下さい。
寝室、車の中、トイレ、脱衣場、どこでもいいです。
静かで自分と子供が2人になれる場所。
そこで落ち着けるよう言葉掛けをしてあげて下さい。
「大丈夫。何が嫌だったか声に出して考えてみよう。」でもなんでも大丈夫です。
もし言葉掛けが入らなければ、話せるようになるまで待っている事を伝えてあげて下さい。
時間があれば、次第にクールダウンする筈です。
それでもクールダウンしない、泣き止む目処が立たない時は、別のツールを利用してみましょう。
その子が1番落ち着いている時間に持っている物はなんですか?
Youtubeを見ている時は?
寝ている時は?
リラックスしている時は?
その時に何を持っていますか?
パッド、お気に入りのタオル、大好きなおもちゃ、新聞紙。
それを提供してあげて下さい。
傾聴に徹した会話
クールダウンした後はいよいよ話してみましょう。
何が原因だったかは先程考えてみましたが、それが正しかったのかの確認を行なって下さい。
あくまで本人の口から原因を聞いてみる事が大事です。
自分の出した答えに誘導するのでは無く、不器用ながらに話す言葉から紐解いて下さい。
その為に大事な事は、まずは「聞く」という事です。
最後は行動!
原因が分かれば、行動に移しましょう。
その原因に対して、どういった事があれば解消されるのか。
見通しが立たないなら、その日の始まりに予定を書いてみる。
嫌な事があれば、どうすればその嫌な事を受容出来るかを考える。
服が着れなかったなら、1着ずつ着てみる。
宿題が多くて何からすればいいか分からないなら、カラー下敷きで隠して1問ずつ解いてみる。
些細な一工夫でも、本人にとっては大きな問題である事が多いです。
ゆっくり一歩づつ
きっと1番大変で辛い思いをしているのは親なんだといつも思います。
子供の将来や進路、現状の問題、家庭への支障。
上げればキリのない問題にどう立ち向かえばいいんでしょうか?
僕はいつも親御さんと話す時に、お話するんですが、全ての問題を解決する事は不可能かもしれません。
でも小さな問題を一個ずつ解決すれば、それは最後には大きな問題の解決になっている筈と。
一昔前まではグレーゾーンの子供達は存在していなくて、みんなで普通級で教育を受けていました。
そんな子供達が大人になり、社会に出て今も生活しています。
という事は世の中には生活を送れている大人達がいるという事ですよね?
その人達にも様々な問題があって、自分で何かしらの対処法を持って生きているのかもしれません。
そしてそれが1つの答えだと。
きっと正解の無い問題を解いているのでは無く、答えのある問題を解いているのだと。
その為のお手伝いを大人である僕らはしているんだと思います。
1つずつゆっくり解決していきましょう。
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