京都市で発達障害の子供が不登校になった時にすべき事

悩み

新型コロナウイルスの影響もひと段落し、落ち着いてきた矢先に新たな問題が少しづつ現れてきました。

今回はその影響の一つ、学校に行きたくない、行けない、不登校の問題です。

 

新型コロナウイルスの影響で、義務教育期間である学校が停止してしまい、親御さんだけでは無く、子供達には生活リズム、生活環境が1日でガラリと変化してしまいました。

子供によっては、放課後等デイサービスを朝から利用したり、半日学校で過ごし帰宅したりと、日常と違う場所で過ごさざるを得なくなってしまいました。

そこから約3か月が経ち、ようやく学校へ行ける。

日常が戻ってきたと思いきや、短縮授業はすぐに終わってしまい、通常授業の流れが始まりました。

そこには、日常のリズムに上手く馴染めない子供や、急な生活リズムの変化に対応しきれない子供達もいます。

自分の子供がもし、その影響からか学校に行きたくない、行けないとなった時にはどうすればいいのでしょうか?

 

福祉サービスで対応か、福祉サービス外で対応か、行政機関で対応か

福祉サービスを選択するのであれば、不登校支援を行っている放課後等デイサービスへ行き、登校を目標に午前中から夕方まで、放課後等デイサービスで支援を受ける方法があります。

事業所にもよりますが、そこでは登校出来ていない間の学習面のフォローや、カウンセリング。

親子を支援する事を重点的に、支援を取り組んで頂けます。

 

福祉サービス外であれば、障害児専門の家庭教師を利用し、学習の遅れをフォローしつつ、家庭で経過観察を行っています。

平行して学校へ連携を求め、授業を1時間目だけ行ってみるや、少しづつ登校出来るように頑張っていきます。

 

行政機関であれば京都市教育相談総合支援センター パトナへ相談を行います。

パトナでは親子のカウンセリングを行い、必要に応じて学習支援も行ってくれます。

 

どの選択肢が最適なのか?

結果的にはどの選択肢にもメリット、デメリットがあります。

福祉サービスを選択した場合、子供が安心して学校以外に通える場所がある事は本人にも、親御さんにも大きな事なのですが、不登校支援を行っている事業所は現実問題、多くはありません。

福祉サービス外を選択した場合も、障害児専門の家庭教師もまだまだ数は少なく、月謝も高額になってきます。

行政機関を選択した場合も、子供によっては通う事を辞めてしまう事もあるようです。

どの選択肢もフィットするケースと、フィットしないケースがあるように、「正解」が無い事が現実です。

 

大事な事は一人で悩まない

大事な事は一人で悩まない事。

学校に行けなくなってしまったのは、子供のせいでも、親のせいでもありません。

上記の選択肢以外にも、もちろん選択肢はありますし、どの選択肢を選んでも不正解ではないのです。

学校に行けない事に焦る必要は無く、時には立ち止まる事も必要です。

子供だけでは無く、お母さんにも「大丈夫。」と言ってくれる人を探しましょう。

 

一つ言える事は、誰かに相談をする。

それは通っている放課後等デイサービスでも、相談支援でも、行政機関でも大丈夫です。

そこからどうしていくべきかを考えていくお手伝いは我々にも出来る事なので、機会があればぜひご相談下さい。

少なからずお力になれる事もあると思います。